ポジポジ病院通信 第二十五回:スマホとPC、ポジするならどっち?

 

皆さんこんにちは。

今回はポジポジ病から少し距離を置いて、トレード環境としての「スマホ vs PC」問題について、冷静に比較し、考察してみたいと思います。

私たちがFXをするうえで使うデバイスは、意外にも“性格”や“習慣”に影響されやすいもの。どちらを使うかで、トレードの精度やリスクへの向き合い方が大きく変わることもあります。

スマホトレードのメリット・デメリット

  • メリット
     ・とにかく手軽、どこでもポジれる
     ・通知機能など、即応性が高い
     ・指一本で完結できる操作性

  • デメリット
     ・画面が小さく、チャート全体の把握がしづらい
     ・マルチウィンドウで複数の情報を同時に見るのが難しい
     ・通信環境が不安定な場面も(移動中・地下など)
     ・“勢いでポジる”には最高の環境(つまりポジポジ病には危険)

PCトレードのメリット・デメリット

  • メリット
     ・画面が大きく、情報量も圧倒的に多い
     ・高性能チャートツールや外部インジケーターが活用できる
     ・複数モニターで同時に市場を俯瞰できる
     ・通信も安定し、実行速度も信頼できる

  • デメリット
     ・デスクトップ型だと持ち歩けない、すぐにポジれない
     ・“構える感”があるため、お手軽重視には不向き
     ・環境が整っていないと逆に不便

どちらが正解か?

結論から言えば、**どちらが“優れている”かではなく、どちらが“自分に合っているか”**です。
実際には、PCでチャートを分析し、スマホでポジションを取るという使い分けをしている人も多く、これがまたとても合理的なスタイルです。

また、「スマホ派」だからといってダメというわけではなく、スマホでもルールを定め、判断を計画に基づいて行える人は、立派な勝ち組です。
要は、冷静さと準備が伴っていれば、どんな端末を使っても構わないということです。

ポジポジ病との関係

今回のテーマの核心はここです。

「スマホかPCか」と悩む前に、“自分にとって有利な環境はどちらか?”を考え、選択できる人はポジポジ病にはなりません。
なぜなら、その思考自体がすでに**“戦略的”であり、“感情ではなく論理で判断している”**証拠だからです。

逆に、「スマホのアプリ開いたらついポチッと…」「なんか動いてる気がするからエントリーしちゃった…」というのは、思考停止トレードの代表例。まさにポジポジ病の温床です。

まとめ

トレード環境は、自分の性格・スタイル・目的に合わせて最適化するもの。
スマホでもPCでも、“勝ちやすい環境”を自分で構築できればそれが正解です。
そして、その判断を「冷静にできているかどうか」が、ポジポジ病かどうかの分かれ道。

デバイスの話をしているようで、実は自分の思考と向き合う話でもある。

そういう意味で、今日のテーマは“ポジ病卒業チェック”としてもオススメです。


 

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