ポジポジ病院通信 第二十九回:あの日の怪談話

あれは、ある夏の蒸し暑い夜のことでした。
その日は珍しく冴えに冴えていて、トレンドもきれい。
押し目でしっかり拾って、買い増しもバッチリ。
これは決まった…そんな確信がありました。

チャートは順調に上昇。
指値は使わず、**“自分の手でフィニッシュを決めたい”**という
謎の演出欲に駆られ、指はマウスに伸びました。

そして…天井圏でのあの瞬間。

カチッ……

……

…………無反応。

……え?
今押したよね?
カーソルはある、決済ボタンも光ってる、でも……反応がない。

もう一度。

カチッ。
カチカチカチカチカチカチカチカチッ!!

……無反応。

あれ?フリーズ?
プラットフォームのバグ?
回線切れた?いや違う……?

その間にもチャートは反転しはじめ、
含み益は、音もなく減っていく。

あんなに輝いていた+120pipsが、
+80、+50、+20……
そして——

マイナス5pips(手数料込みでチョロ負け)


● 原因は……

すべてが終わったあと、
私は手元のマウスをそっと裏返しました。

点いていない……。
電池……切れてるじゃん……

その瞬間、静かな部屋に
「ピコーン(損失確定)」の音だけが虚しく響きました。


● 対策:怪談を繰り返さないために

この恐怖を再び体験しないために、
以下をぜひチェックしましょう:

  • 無線マウスのバッテリー残量は定期的に確認を!

  • 予備の有線マウスを近くに常備しよう

  • できれば決済は指値で事前に置いておく方が安全です

  • …ていうか「演出に酔って手動決済したくなる病」も立派なポジポジ病の一種です!


● まとめ

勝っていたはずのポジションが、
決済できないまま終わってしまったあの夜。

原因は、心霊現象でもトレードの才能不足でもなく、ただの電池切れ。

この話はもちろんフィクションですが、その“ちょっとした油断”が、
FXではリアルにお金を消し去る怪談話になるのです。

みなさん、備えましょう。
そしてこの夏、ポジポジ病+機材トラブルのホラーコンボにご注意を!

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