ポジポジ病院通信 第三十四回:ポジポジ残党 夜明けの逆襲

 それは、深夜のことだった。


米国指標でドル円がジェットコースター状態。


私は眠気と戦いながら、全力でポジションを握っていた。


「よし…利確完了……!ぜんぶ……切った……はず……zzz」


まぶたが限界を迎えた私は、

ベッドへとダイブ。

安心感とともに深い眠りについた。


翌朝——。

起きてすぐチャートを開いた私は、

とんでもない光景を目にする。


「な…なんだこれは…!?大反発してる!?」


そう、夜中の暴落からドル円はV字回復していたのだ!


「いや〜切っといてよかった!やっぱ利確は正義だよな〜!」


……そう思っていた、

その時だった。


「………………えっ?」

端っこに、見慣れぬ数値。

なんか赤い。

なんか減ってる。

なんか点滅してる。


「ポジション……残ってるッッ!?」


● 残党、発見される。

それは忘れられし0.5ロットのショートポジ。

あの混乱の中で、1つだけ決済しそこねていたのだ。


そしてその子だけが、

今や見事に踏み上げられてマイナス400pips。


利確したと思っていた私の幻想は崩れ去り、

画面の向こうで残党ポジがこうささやいた——


「安心したか?俺は……ずっとここにいたんだぜ……?」


● なぜこんなことが起こるのか?

それは、ポジポジ病の罠。


数が多すぎて管理不能


眠気に勝てず確認不足


「全部切った気がする」で寝てしまう慢心


ポジションを**“感覚で把握”**し始めたら危険信号です。


● 処方箋:体力と確認の大切さ

深夜トレード前は決済リストを作成


決済後はポジション一覧をゼロで確認


どうしても眠いときは利確ではなく逆指値で自動処理


なによりも大切なのは、


「自分の体力を過信しない」こと!


ポジポジ病の末期は、体力すらトレード資源として使い潰す。


● まとめ

眠気で頭がぼーっとしてる中の「全部切った」は、

翌朝の損失招き妖精の呪文です。


安心して寝るために、

ポジションは全部、キレイに、

“確認ボタン連打してでも”処理してからおやすみください。


夜明けの逆襲が、

あなたの財布を襲う前に——。

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