ポジポジ病院通信 第四十二回:逃した魚は特大だった!?の危険性

 静かな相場の中、チャンスを見つけてクリック!

……の瞬間、ピョンッとレートが飛び、注文がはじかれる。

「えっ、なんで!?今の絶対入れてたのに!」
――この時点で損失はゼロ。
そう、まだ何も始まってすらいません。


しかし、人間とは不思議なもので…

その後、チャートが自分の思い通りに動くと、
なぜか脳内でこんなナレーションが流れます。

「もしあのとき入れてたら……+15万円の爆勝ちだった……!」

えーと、実際にはポジってません
むしろ勝ちトレードどころか、トレードすらしてません。


■ 逃した魚を特大化する心理

こういうとき、なぜか頭の中で「注文→決済」の間の全工程が省略され、
一番おいしい部分だけが現実化されます。

  • 途中の含み損?記憶から抹消

  • 利確ポイント?天井ドンピシャで設定

  • そもそも損切りの可能性?ゼロ扱い

結果、何もしていないのに脳内勝ちトレード数が+1されます。
しかも“最高のところで決済した体”つき。


■ この思考が危険な理由

逃したトレードを特大魚に変換すると、次の思考が生まれます。

「次は絶対逃さない!どんな状況でも入ってやる!」

これがポジポジ病の加速装置。
冷静さを失ったエントリーが連発され、
気づけば「勝ってたはずの+15万」が、
現実世界で「-15万」に変わります。


■ 結論:連れていない魚は、水底の長靴(ゴミ)かも

トレードは注文から決済までがワンセット
途中のドラマも含めて、それがトレードの現実です。

逃した魚を特大に感じてしまったら、
それはもうポジポジ病の診断確定。

今日からあなたは“脳内爆益型ポジポジ病”患者です。

おめでとうございます(おめでたくない)。

 

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